Hammock – Raising Your Voice… Trying To Stop An Echo [Deluxe Edition]
1-01 I Can Almost See You
1-02 Raising Your Voice… Trying To Stop An Echo
1-03 Losing You To You
1-04 When The Sky Pours Down Like A Fountain
1-05 The House Where We Grew Up
1-06 God Send Us A Signal
1-07 Clouds Cover The Stars
1-08 Floating Away In Every Direction
1-09 Take A Drink From My Hands
1-10 Startle The Heavens (Lament)
1-11 More Dead Than Alive (Get Away From The Medicine)
1-12 Disappear Like The Morning…
1-13 …Like Starlight Into Day
1-14 Shipwrecked (Flat On Your Back)
1-15 Chorus Of Trees
1-16 Passing Away
1-17 Will You Ever Love Yourself?
1-18 Sparkle And Fade
2-01 Skye Ba
2-02 Sora
2-03 Weightless
2-04 Alys
2-05 Shift
2-06 Harmonica
2-07 RMFS
2-08 Birds Flying In Sequence, Part 2
2005年頃から活動する彼ら、今回紹介するこのアルバムは2作目にあたり(1作目の後、The Sleepover Series, Volume Oneという、より眠りを誘うアンビエントドローンなコンピレーション作品がありますが)、自分も当時の高円寺のSMALL MUSICだったか、神保町のジャニスで借りたのがHammockとの馴れ初めでした。
今でもこれが代表作っぽい立ち位置なので、お初の方もまずはこれから聴き始めるのが良いかと。
ちなみに本作はもともと2006年リリースですが、2011年に8曲入りのボーナスCD付きの2枚組でリイシューされました。素晴らしいボーナスCDなので、こちらで楽しむとベターでグッドです!
Hammockの特徴と言えば、シューゲイザーなギター、繊細なピアノ、哀愁漂うアルペジオ、ルーズなドラムサウンド。となるとSigur RosやMogwaiと言った北欧やヨーロッパ寄りのバンドかなと思いきや、アメリカはテネシー州のナッシュビル出身なんですね。カントリーミュージックの聖地ですな。
とは言え、そのあたりの影響は全く感じなく(ジャンルが違うから当たり前だが)、アメリカの荒涼な地平線、明け方や夕闇のグラデーションみたいな色彩で、何とも言えないエモくて懐かしい気持ちになるのです。受け取り側の気持ち次第で、希望なのか悲しみなのかが変化するサウンドとでも言うのでしょうか。
最近はCDでの販売がBandcampくらいになってしまってるけど、いまだにちゃんとCD展開してくれてるのは嬉しい限り。2023年1月に出る新作も楽しみです。